ブルゲリの輝きが忘れられない
多くの植物が休眠期に入る冬、全盛期を迎える冬型の植物たち。
多肉植物の一種、コノフィツム属も冬に成長期を迎える冬型植物です。
今回はそんなコノフィツム属の中でも人気の高いブルゲリにフォーカスしたいと思います。
何故かといいますと、五反田BBで見かけたブルゲリが忘れられず、後日お迎えしてしまいました。
「生きた宝石」そのものの、キラキラと輝く姿にハートを射貫かれてしまったということです。
ブルゲリ可愛い。

気難しいと言われるブルゲリですが、その実態に迫っていきましょう。
ブルゲリってどんな植物なの?
それでは、ブルゲリの生態について説明していきましょう。
ブルゲリのルーツ
ブルゲリの原産地は南アフリカ北西部北ケープ州アハネスの乾燥地帯です。株の下半分が埋まっている状態で自生しています。
冬型の多肉植物、コノフィツム属の一種です。初秋~春が成長期で、脱皮を繰り返して大きく成長していきます。成長ペースはゆっくりなので、気長に長く付き合える植物です。
高温多湿に弱いので、夏越しが少し難しいかもしれません。
ブルゲリの育て方
それでは、ブルゲリの育て方を勉強していきましょう。
ブルゲリの成長期
ブルゲリは冬型の多肉植物です。
初秋~春までが成長期で、梅雨~夏には休眠します。成長に合わせて水やりを調整する必要がありますが、それについては後の項で解説しましょう。
多くの植物が休眠期を迎える頃に成長期を迎えるブルゲリは、冬の園芸の楽しみにもなりますね。
ブルゲリを育てる環境
ブルゲリを育てるには「光と風」が非常に重要になってきます。
夏は50%ほど遮光をするか風通しの良い涼しい日陰で育てましょう。冬は直射日光下でも大丈夫です。
ブルゲリの水やり
ブルゲリは多肉植物の中でも水が好きな部類です。土が乾いたらたっぷりと水をあげましょう。目安として、成長期は1~2週間に1度の水やりを推奨します。この時期に水切れを起こさないように、小さなサイズのブルゲリは特に注意して下さい。
暖かくなってきたら、だんだん水やりの頻度を減らしていきましょう。
梅雨~夏の休眠期は、断水気味に管理します。目安は1ヶ月に1度くらいでしょうか。皮に亀裂が入り新しい肌が見えてきたら、徐々に水やりを再開します。
ブルゲリの脱皮
ブルゲリは休眠期には皮を被っていますが、眠りから覚める晩夏になると皮に裂け目が入り、隠れていた肌が見えてきます。

しかし、皮は勝手に剥けたりしません。皮を剥くか剥かないかは自由ですが、剥いて肌を出してあげた方が日光を浴びやすく健康的に育ちます。
皮を剥くときは、先の平らなピンセットを使い裂け目から慎重に剥がしたり、濡らした綿棒の先でふやかしながら皮を除去するなどの方法がありますよ。
ブルゲリの肌を傷つけないように、慎重に行いましょう。
ブルゲリの植え替え
ブルゲリの植え替えは、成長期に入る秋口が望ましいでしょう。
ブルゲリは根が繊細なので、通気性の良い用土に植えて下さい。市販の多肉植物の土を使用するのが手軽でおすすめです。
発根を促すためにも、植え付けてしばらくは土を乾燥させすぎないようにしましょう。
株が小さくなる、元気がないなどの症状が見られたら、1度土から抜き上げて様子を見てみて下さい。
ブルゲリと肥料
ブルゲリに肥料を与える際は、ごく薄めた液肥を成長期に数回与えるくらいにしましょう。
マグァンプKなど緩効性肥料を、植え付け時に元肥として入れておくのも良いでしょう。
ブルゲリの夏越し
ブルゲリを育てる際の大きな試練、それは夏越しです。
ブルゲリは寒さには強いのですが、高温多湿は大の苦手。特に風通しの悪さは命取りになります。
涼しい日陰に移動して、風通しを確保することが大切です。梅雨時は湿気も大敵なので、サーキュレーターを使うなどジメジメに負けない対策が必要になります。
ブルゲリの花
ブルゲリはある程度大きくなると(直径1.5~2cm程度)秋口に花を咲かせます。
ピンク色のとても可愛い花なので、一見の価値ありです。
花が咲くまで育ててみたいですね。
ブルゲリ沼にはまりそう
五反田BBで初めて目にして以来、ブルゲリデビューを目論見ているので、今回育て方を勉強してみました。
冬型の植物にはあまり馴染みがないのですが、なかなか興味深いですね。
ブルゲリの美しさは人を狂わせる…!
上手く育てられますように。

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