ウツボカズラ(ネペンテス)の捕虫袋が焦げた?!
【悲報】ウツボカズラ(ネペンテス)の袋がことごとく焦げてしまいました・・・。

いや、枯れたというのが正しいのか。
葉っぱはピンピンしているのにどうして・・・。
そういうわけで、袋が枯れる原因を突き止めるべくウツボカズラの育て方を勉強しなおすことにしました。
とりあえず、枯れた捕虫袋をカットします。
お願い捕虫袋、復活して・・・!!!
ウツボカズラの捕虫袋が枯れる原因として考えられる要因
結論から言うと日光と湿度なのですが、他にも様々な要因があるようです。
ひとつずつ見ていきましょう。
日光不足
ウツボカズラは、基本的に日光を好む植物です。
そのため日照量が不足していると、生育不良でウツボカズラは捕虫袋を付けなくなります。
うちは日光の量は足りているはず・・・。
しかし、注意点があったのです。
ウツボカズラは日光は好きですが、真夏の強烈な直射日光には注意が必要らしい。
ウツボカズラの葉はデリケートなので、すぐ葉焼けしてしまうのだとか。
ちなみに、うちのウツボカズラ。

新しい葉は出てくるものの、めっちゃ葉焼けしてる!!!!!!
すぐに明るい日陰に移動しましたとさ。
直射日光で袋が焦げた可能性も出てきたぞ。
湿度が足りていない
ウツボカズラは本来熱帯の植物なので、湿度の高い環境で生きてきました。
そのため、湿度不足の状態だと捕虫袋を付けなくなってしまいます。
湿度に関しては自信がないぞ・・・。
ちなみに、ウツボカズラが捕虫袋をつけるのに必要な湿度は70%以上と言われています。
そもそも日本の屋外環境で、ウツボカズラの求める湿度を保つのは非常に難しいのです。
それならどうすれば良いのでしょうか?
解決策のひとつとして、水槽や簡易温室を活用するといった方法があります。
周囲が囲われていることで湿度を高く保ちやすく、熱帯生まれのウツボカズラの好む環境が作り出せるでしょう。
また、朝夕の葉水も効果的なのではないでしょうか。
ちなみに、うちのウツボカズラはネペンテス・フーケリアナ。
調べたら温室栽培が推奨されていました。
使っていない水槽、なかったかな?(簡易温室を作りたい)
肥料をあげている
ウツボカズラは基本的に肥料を必要としない植物です。
その理由は、必要な栄養分は虫を捕食して補うという生態あります。
そんなウツボカズラの肥料を与えてしまったら、虫を捕る必要がなく捕虫袋を付けなくなってしまのは当然のこと。
土に肥料分が入っているだけでもダメです。
ちなみにうちのウツボカズラは、お迎えしてからそのままの状態で1度も植え替えをしていません。
もしかして肥料分が入っている?
でも最初は捕虫袋、付いていたしな・・・。
急激な環境の変化によるストレス
最初はピチピチだった捕虫袋が次々と枯れていったので、もしかして原因はこれかもしれないです。
ネットショップで購入したので、ウツボカズラにしてみれば急激な環境の変化に晒されて大きなストレスを受けたのは言うまでもありません。
ちなみにウツボカズラはちゃんと環境に適応できる植物なので、正しい管理をしていれば捕虫袋も復活してくるそうです。
要経過観察ですね。
それならば尚更、正しい育て方を勉強しなければなりません。
ウツボカズラの育て方
ウツボカズラの捕虫袋を復活させるためにも、株を長く健康に育てるためにも基本の育て方を勉強しましょう。
ウツボカズラを植える土
先にも述べた通り、ウツボカズラに肥料分はNG。
なので、一般的な草花の培養土には植えないで下さい。
推奨されるのは、肥料分のない鹿沼土や水苔です。
特に、保水性が高い水苔がおすすめ。
今植えてある土がどんな土なのか分からない・・・といった場合は、植え替えた方が良さそうですね。
ウツボカズラを育てる鉢
ウツボカズラは釣り鉢で販売されていることが多いのですが、湿度を高く保つという観点からはあまりおすすめしません。
乾燥のしにくいプラ鉢や陶器鉢などが良いのではないでしょうか。
特にプラ鉢は軽量で扱いも楽です。
ウツボカズラを育てる環境
品種にもよりますが、一般的に出回っているウツボカズラは高温多湿を好む品種が多く、日当たりのいい場所が好きです。
しかし夏場の直射日光、これには気をつけて下さい。
また湿度の高い環境を好むので、葉水をするなどできるだけ多湿の環境を作ってあげて下さい。
品種によっては、簡易温室なども使うと良いでしょう。
品種によって適した育て方が違う場合もあるので、育てたい品種が決まっている場合は、いちど品種名で検索してみるのをおすすめします。
ウツボカズラの水やり
高温多湿を好むウツボカズラはお水が大好き。
よって、水切れは厳禁です。
しかし、他の食虫植物のように水浸し管理にするのはやめましょう。
根腐れします。
土表面が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。
ウツボカズラの冬越し
ウツボカズラは熱帯の植物なので、寒いところでは枯れてしまいます。
冬越しには、最低でも10~15℃は必要です。
寒くなってきたら、室内に取り込んで管理しましょう。
室内管理の場合、明るい窓辺でも日照量が不足している可能性が高いので、
植物育成ライトで光量を補うと良いですよ。
また、夜間の冷え込みにも要注意です。
冷え込む窓辺から部屋の中心部に取り込み、発泡スチロールや段ボールの箱に入れて保温し、寒さ対策をしましょう。
環境によっては、植物用のヒートマットも必需品かもしれません。
ウツボカズラデビューにおすすめ!初心者でも育てやすい品種
ウツボカズラの品種は150種類以上あると言われています。
気難しい上級者向けの品種から、戦前から長く育てられてきた品種など様々です。
日本の気候に合うよう,初心者でも育てやすく品種改良されたものもあります。
そんな、ウツボカズラデビューにおすすめの品種を紹介しましょう。
ネペンテスアラータ
戦前から日本で育てられてきた、最もなじみ深くポピュラーな品種ネペンテスアラータ。
和名ではヒョウタンウツボカズラとも呼ばれています。
ホームセンターや園芸店でも入手しやすいのではないでしょうか。
ウツボカズラ愛好家からもウツボカズラデビューにはまずアラータ!という声も多く、初心者が最初に手に取るのにおすすめの品種です。
寒さに比較的強いことからも、安心感がありますね。
吊しでも育てやすい品種です。
強い光はあまり得意ではなく、50%ほどの遮光が適しています。
ネペンテスべントラータ
先述のアラータとベントリコーサの天然交配種、ネペンテスベントラータ。
アラータとよく似ていますが、葉が細長く青みがかった色をしている点で見分けがつきます。
こちらのベントラータもホームセンターや園芸店で入手しやすいポピュラーな品種です。
寒さに比較的強く育てやすいことからも、ウツボカズラ初心者におすすめの品種と言えるでしょう。また、50%ほどの遮光で育ち強い光を必要としないので室内での冬越し管理もしやすいのではないでしょうか。
また、大きさにもよりますがウツボカズラの中では最もお手頃な価格帯です。
ネペンテスガヤ
強健な品種を人工的に掛け合わせて作出された交配種、ネペンテスガヤ。
強い品種から生まれただけあって、性質は強健で初心者でも育てやすい品種です。
近年人気急上昇中で、流通も増えネット・実店舗共に手に取りやすくなりました。
こちらも50%ほどの遮光で育ちます。
冬場は室内に取り込みましょう。
高温多湿を好みますが、乾燥にも比較的強い品種です。
艶やかな斑模様の捕虫袋が映えますね。
ネペンテスリンダ
強健で育てやすい品種を人工的に掛け合わせて作出された交配種、ネペンテスリンダ。
育てやすさと手頃な価格、真っ赤な捕虫袋の美しいビジュアルで人気の高い品種です。
ウツボカズラに憧れる初心者にもぜひ手に取って欲しいと思います。
ホームセンターや園芸店でも入手しやすく、大きさにもよりますが比較的リーズナブルな価格で手に入ります。
成長が早いのも特徴です。
捕虫袋、復活なるか?!
捕虫袋の枯れた原因、ウツボカズラの基本の育て方、初心者にもおすすめの品種を見てきました。
わたしはいきなり上級者向けの品種に手を出してしまったのかも知れません・・・。
実際に勉強してみて、ウツボカズラに対して誤った認識をしていたことも多く目から鱗です。
まずは水苔に植え替えようと思います。
果たして捕虫袋は復活するのか?!
続報に期待!
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