白紫陽花よ永遠に
真っ白の花を咲かせてくれる、梅雨時のガーデンを爽やかに彩る白紫陽花。
ひとくちに白紫陽花と言っても、花姿、葉色、茎までその容貌は多種多様です。
毎年さまざまな紫陽花が登場する中、白紫陽花は長年根強い人気を誇っています。
今回は白紫陽花の生態や花言葉を紹介しつつ、お気に入りの白紫陽花を集めてみました。
白い紫陽花が咲くのは何故?
結論から言うと、白い紫陽花にはアントシアニンという色素を持たないため、土壌の酸性度に関係なく白い花が咲くのです。
一般的な紫陽花はアントシアニンを持つため土壌の酸性度によって花の色が変化するので、酸性よりの土壌なら青色や紫色、アルカリ性寄りの土壌なら赤やピンク色の花を咲かせます。
一般的な紫陽花は、いざ庭植えすると土壌の酸性度により買ってきた時とは違う色合いの花が咲くことも多くありますが、白紫陽花にはそれがありません。
好みの問題ではあるのですが、どこに植えても毎年購入時のイメージそのままの白い花が咲くというのも、白紫陽花の大きな特徴であり魅力の一つかと思います。
白い紫陽花の花言葉
白い紫陽花の花言葉は「寛容」「一途な愛情」です。
他のどんな色にも染まらない純潔さやいつも変わらぬ純白の花を咲かせることから、これらの花言葉がつけられたと言われています。
白紫陽花は「一途な愛」の花言葉と純白の清楚な花姿も相まって、ウェディングシーンにも人気です。
わたしの推しの子白紫陽花
それでは、わたしのお気に入りの白紫陽花品種を紹介します!
アナベル ヘイズスターバースト

紫陽花入門編として定番のアナベルシリーズ。
八重咲のヘイズスターバーストは従来のアナベルとすこし違って、ガクアジサイ風の花姿です。
たくさんの星があつまって、きらきら輝いているようにも見えます。なんだか幻想的。
こんなに可愛いのにお手入れも楽、丈夫で場所を選ばない、優勝です。
シュガーホワイト

一見、普通の白い紫陽花じゃん!って思うでしょう。実物を見ると花びらの質感がまるで和紙のように見えて実に芸が細かいと感じます。(触感は普通の花びらです)
精巧な紙細工を思わせる真っ白な姿は甘い砂糖菓子にも見えてきて、まさにシュガーホワイトの名前そのもの。
シンプルに見えて独特の魅力を放つ白紫陽花、シュガーホワイトは一目惚れでした。
サーファーホワイトウェイブス

名前からしてビーチを思わせる、フリル咲きの白紫陽花。サーフィンをこよなく愛するあの人へのプレゼントにぴったりですね。
花姿はフリルたっぷりの貴婦人のドレスのようです。いや、ウェディングドレスという方が相応しいかもしれません。
華やかで上品なフリルにときめきが止まらない!鉢からトータルコーディネートしたくなりますね。
月うさぎ

島根生まれの人気品種、月うさぎ。島根オリジナルアジサイ初の白紫陽花です。
うさぎが自由にぴょんぴょん跳ねて走り回っているような花姿が特徴的で、わたしはこの躍動感が好き。
自由さと上品さを兼ね備えた月うさぎ、島根の本気を見たかもしれません。
花笠(コガクウツギ)

花自体は地味ですが、枝垂れるしなやかな枝ぶりが美しい白い紫陽花、花笠。
大株に仕立てた鉢花の花笠は圧巻で、従来の紫陽花とはひと味違った贈り物としても人気です。
良い意味で紫陽花らしくない花笠は、ナチュラルガーデンによく合います。他の草花とも自然に調和するので、ガーデニング好きの人には特におすすめです。
わたしも今年、小さなポット苗を庭に植えました。
白紫陽花、求ム。
今回はわたしの推し白紫陽花を紹介してみました。もっともっと、素敵な白紫陽花が増えますように!

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