今回はパンジーとビオラのお話。
みんな大好きパンジー&ビオラは秋冬の風物詩。お手頃でなんかちいさくてかわいいやつから、お札が飛んでくクラスの高級品種まで実に多種多様なラインナップです。
わたし、パンジー&ビオラは芸術作品だと思っています。秋冬のお楽しみ、生きるアート。芸術の秋ならパンジー&ビオラを植えるのです。
育種家さんたちが魂込めて作出したパンジーやビオラを愛でることで、わたしたちは生きたアートの変わりゆく姿を育てながら楽しむことができます。なんたる贅沢な愉しみ。
シーズンを迎える10月頃から園芸店はランウェイ状態。今年もまさにパンジー&ビオラ2025A/Wコレクションが開催されています。
わたしは毎年パンジー&ビオラに魅了され、様々な品種に手を出してきました。今回は、今年セレクトした偏愛ビオラちゃん達の自慢です。(今回パンジーはいなかった)
ビオラレディ

ちょっと前は大きな有名園芸店でしかお目にかかれなかったビオラレディ。田舎でも手に入るようになったのは嬉しい限りです。

上品なフリルに儚げで繊細なグラデーション。品のある佇まいにファンが多いこの子、花の美しさだけでなく一株からさまざまな色合いの花が咲くのも楽しいんですよ。気温で変化するのも見逃せないポイント。
ヌーベルヴァーグ

ドラキュラ様とかローブドゥアントワネット姫とか、ゴージャスでアイコニックな高級パンジー&ビオラを多数作出しているサトウ園芸さんの逸品、ヌーベルヴァーグ。
ヌーベルヴァーグは個体差が本当に面白くて、姫可愛いメルヘン好きから渋好みまで多様な層に支持されています。

まさに絵画の色使いのような花色は唯一無二。店頭でじっくりお気に入りを探すのがおすすめです。逆に、ガチャ感覚でネットで買うのも楽しいかもしれません。
箕輪菫(みのわすみれ)

偶然地元の園芸店で一目惚れした子。小さめサイズが可愛くて、まとめ植えしようと2ポットお迎えしました。
これまでありそうでなかった、夕焼けを思わせるような渋い和風の赤色に心奪われたのです。

花も小ぶりで上品。寒さにあたっても花びらが縮れなくてよき。もっと評価されるべき。
藍月

デビュー時から一目惚れして、毎年植えている藍月ちゃん。いつもネットで取り寄せていたけれど、今年は地元の園芸店で買えるようになりました。来年も植えると思う。
派手すぎず地味すぎず、渋可愛さもある可憐な花姿がたまりません。お花の小ぶりなサイズ感もちょうどいい。一見淡くみえても深みのある色合いです。あらゆる要素の絶妙なバランスが素晴らしい、こんな子なかなかいない。
こんもり形よく育つので、そんなところも好きです。
グランビオラ「歌劇スター」

激渋かつ妖艶!一目みた瞬間カゴに入れていました。可愛い姫系カラーのビオラが多いなか、激渋かわい子ちゃんはなかなかレアな存在です。
ダークカラーの織りなすグラデーション、色使いに見れば見るほど吸い込まれそう。
出会えてよかった。

このグランビオラシリーズ、名前が厨二病っぽいのも面白いです。「青魔導士」とか人気。
ふわふわ金魚ちゃん

名前も可愛い、お花も可愛いピンク系のビオラちゃん。花びらのふんわりしたフリルがまさに金魚ちゃん。透明感のある花姿も素敵ですね。
去年から狙っていたけど手に入らず、今年やっと会えました。日々、金魚ちゃんたちを愛でています。ふと夏祭りを思い出す(金魚すくいしないけど)
A-STORY 流星
ネットで即完売していて凹んでいたら、まさかの地元園芸店に入荷のニュース!!
即お店に車を走らせました。

パープル系、ピンク系、ゴールド系とそれぞれゲットできて大満足。三株まとめ植えしています。

ベイン(ストライプかつ網みたいな柄)と可愛いカラーの組み合わせが甘すぎなくて好き!
ロカハーツ ホルシス

控えめなレインボーカラーがなんとも言えないこの子。こんなに素敵なのに見切り品の半額になっていて、そんなのお迎えするしかないじゃない…!!
小ぶりな株で、絶えず花を咲かせてくれます。
いつもはあんまり選ばないタイプの子ですが、今年のお気に入りです。
そんなこんなで、自慢の偏愛ビオラちゃん達を紹介してみました!
あなたがパンジー&ビオラ沼にはまるきっかけになりますように。
ちなみにパンジーとビオラの違いは単に花の大きさだよ!ざっくり言うと大きいのがパンジー、小さいのがビオラ。
コメント