【ハードコア多肉沼】アガベデビューしたけど、どうすればいい?生態、種類と育て方【初心者】

植物

私事ですが、この度アガベデビューを果たしました

この初夏に、憧れのアガベ笹の雪を破格でゲットしました。今現在、いい感じにバキバキしてきて嬉しい。

今のところは元気に育っている・・・はず!

しかしこれからどうすればいい???

ということで、ハードコアな男前多肉、アガベについて勉強しようと思います。

そもそも、アガベってどんな植物なの?

そういえば、わたしはアガベのことを何も知らない。触ると痛いということしか知らない。

アガベの基本情報

アガベはリュウゼツラン科アガベ属に分類される多肉植物です。アメリカ南部からメキシコを中心とした乾燥地帯に自生しており、その種類は300品種以上あるといわれています。

アガベは太く硬いしっかりした葉がロゼット状に広がる美しいフォルムが特徴的。


葉にノコギリ歯のような棘のある品種も多くあり、それもまた魅力のひとつです。

また、数十年にいちどだけ花を咲かせる「センチュリープラント」と呼ばれるものもあり、その神秘性や希少性で人々を魅了しています。

花が見られたら幸運ですね。

観葉植物やドライガーデンの主役として人気

アガベの魅力はなんと言っても力強く男前な独特の造形美。そして栽培の奥深さからも多くの人から熱狂的な支持を集めています。

いちどハマったら抜け出せないと言われるほど、アガベ沼は奥深いのです。

また、アガベやサボテン等が自生する乾燥地帯をイメージしたドライガーデンでも、アガベの植栽は人気です。

地植えにすると大きく育つ品種も多いので、
お庭のシンボル的存在になりますよ。

テキーラやアガベシロップの原材料にも

アガベはテキーラの原材料としても有名です。

メキシコ原産のブルーアガベという品種を主原料として使用することで、「テキーラ」を名乗ることが出来るのだそう。


雑学として知っておくと、お酒の場で披露できそうですね。

また、アガベシロップと呼ばれる
アガベから作られる天然甘味料も近年人気です。
テキーラと同じくアガベの根茎から採れる樹液が原料に使われています。

アガベシロップは砂糖よりも甘いのにもかかわらず低GIでカロリーオフも叶うヘルシーな食品ということで、美容や健康にアンテナが高い人達を中心に注目されているのです。

アガベシロップ、わたしも使ってみたくなりました。

アガベの育て方

アガベは、初心者にも育てやすい植物と聞きました。それでは、基本の育て方を勉強していきましょう。

アガベを育てる環境

アガベは日光が大好きです。
ギラギラの太陽も大丈夫!

なので、日当たりの良い場所で育てましょう。
日照量が不足してしまうと、せっかくの造形美も徒長で台無しになってしまいます。

また、風通しの良さも大切です。

屋内で育てる場合は、足りない日光量と風通しの良さを補うために、植物育成ライトとサーキュレーターはマストで必要になります。

アガベを育てる用土と鉢

アガベは乾燥を好み、多湿を嫌います。
アガベを育てる土は、水はけのよさにこだわりましょう。

自分で作る場合は、赤玉土鹿沼土軽石をブレンドするのが良さそうです。

基本的に、市販の多肉植物の土を使えば問題ありません。アガベ専用の培養土も販売されています。

アガベを育てる鉢も、水はけの良さが大切になります。アガベ初心者の場合、作業や移動のしやすさを考えると軽いものが特におすすめです。

ちなみに、私はファーストアガベをプラスチック製の鉢に植えています。

プラ鉢の中でも、特に推奨したいのはスリット鉢です。水はけの良さはもちろんのこと、土が乾きやすく根が張りやすい構造もアガベに相応しいと言えるでしょう。

ちなみに、こちらの記事ではスリット鉢のメリットをより詳しく解説しています。
ぜひ覗いてみて下さい。

アガベの水やり

アガベは夏型の多肉植物で、成長温度は15℃~30℃程度です。


季節にすると春~秋にあてはまりますね。
植え付けにも適している期間です。

この成長期には土が乾いたら水をたっぷりとあげるようにして下さい。
ただ、30℃を超える真夏の猛暑日には水やりを控えめにしましょう。

近年の猛暑では土の乾燥も早いのですが、アガベの苦手とする高温多湿の状態でもあるので
10日に1度くらいの水やりが良いのではないでしょうか。

株の様子を観察しながら調節するのが良さそうですね。

また、猛暑日は水やりの時間帯も大切です。
日中に水をたっぷり与えてしまうと鉢内の温度も急上昇し、株に負担を与えてしまいます。
最悪、葉傷みや枯れの原因になってしまうことも。


水やりは朝もしくは夕方から夜にしましょう。

そして、10℃を下回るとアガベの成長は止まります。
水を成長期同様に与えてしまうと株に負担がかかり、枯れる原因にもなってしまうので、
水やりは月1~2回程度にとどめましょう。
思い切って断水するのもありですよ。

アガベと肥料

アガベの肥料は、成長期の春か秋に緩効性肥料をあげるのが良いでしょう。
また、植え替え時に元肥を混ぜるだけでも大丈夫です。

元肥は、効果が1年以上続くものを選びます。

また、速効性のある液肥を使いたい場合、頻度は1週間~10日に1度です。

ちなみに、肥料の与えすぎは徒長や枯れの原因となってしまうので注意しましょう。

アガベの冬越し

アガベは10℃を下回ると休眠し、成長が止まります。

耐寒温度は品種によるので一概には言えませんが、5℃を下回るようなら室内に取り込むのが無難です。

水やりは月に1~2回、もしくは断水しましょう。

室内で冬を越す際に、気になるのが日照量

アガベは多くの日照量を必要とします。
そのため屋内の日当たりのいい場所では日照量が足りず、株が徒長してしまうのです。

なので、アガベのフォルムを崩さないためには、
植物育成ライトで光量を補う必要があります。

サーキュレーターがあると、風通しも確保できてなお安心です。

また、アガベには寒さに強い品種も少なくありません。暖地では屋外で冬越しできたり、地植えに耐えうるものもあります。

まずは、育てている品種の耐寒温度を調べてみましょう。

アガベの選び方

それでは、実際にアガベを選ぶポイントをみていきましょう。

下葉が枯れていない

下葉が枯れている株は、そのまま枯れが進行してしまう可能性があります。


新芽が出てきて復活することもありますが、ここでリスクを取るよりも枯れ葉のない株を選びましょう。

発根済みで鉢に植えられている

アガベは未発根の株も出回っています。
未発根の株は根出しが必要になるのですが、これがなかなか難しいのです。


最悪、発根しないこともままあります。

なので、アガベ初心者はすでに発根し鉢に植えられている株を購入するのが安心です。
未発根株は、ある程度経験を積んでからチャレンジしてみましょう。

ある程度成長している

あまりに小さすぎる株は、体力も少なく根も少ないため調子を崩しやすい傾向があります。
アガベに不慣れな場合、枯らしてしまうリスクも高くなるでしょう。

そのため、アガベ初心者は小さくてもある程度成長した株を選ぶことをおすすめします。

しわの寄っていないしっかりとした葉

葉にしわが寄っている場合、その株は水をうまく吸収できていない状態にあります。
これは根の調子が悪いということなので、避けておくのが無難です。

しわの寄っていない、色つやの良いしっかりとした葉の健康な株を選びましょう。
付け根や茎に傷や腐りがないかもしっかりチェックしてくださいね。

アガベデビューにおすすめの人気品種

アガベは育てやすい植物ですが、その中でも初心者にもおすすめできる人気品種を紹介します。

吉祥冠

日本の気候に合う日本生まれのアガベ吉祥冠
丈夫で育てやすい品種です。

寒さに比較的強く、耐寒温度は-1℃~-4℃くらい。斑入り(錦)の場合は、少し寒さに弱くなります。

暖地の場合、霜や雪に気をつければ屋外で越冬できます。

雷神(ポタトルム)

長年根強い人気を誇るアガベ、雷神(ポタトルム)。こちらも丈夫で育てやすい品種です。

寒さには少し弱く、耐寒温度は0℃くらい。
0℃を下回ると葉傷みを起こすので、夜間、室内の冷え込みにも注意が必要です。

ホリダ

アガベの代名詞とも言われる品種、ホリダ
乾燥に強く小型で大きくなりすぎないので
アガベ初心者でも扱いやすいのではないでしょうか。

大きく育つにつれ鋸歯がよりワイルドに際立ってくるのも栽培の魅力です。


耐寒温度は-4℃ですが、5℃を下回ったあたりで室内に取り込むのが良いでしょう。

姫厳竜(チタノタ)

アガベといえばチタノタ!と考える人も多いのではないでしょうか。チタノタの中でもとくにおすすめなのがこの姫厳竜です。

チタノタの小型品種で、丈夫で育てやすいところが魅力ですね。

耐寒温度は5℃で、寒さには弱いと言えるでしょう。室内管理でも、夜の窓辺などの冷え込みには注意して下さい。

笹の雪

独特な白模様が美しいアガベ、笹の雪
丈夫で育てやすく、乾燥にも強いため初心者にもおすすめです。

特筆すべきは、その優れた耐寒性でしょう。
耐寒温度は-7℃~-5℃と、アガベの中でも寒さに強い品種と言えます。

暖地なら屋外で冬越しすることも可能です。

霜や雪、凍結には弱いので軒下管理が良いでしょう。

ベネズエラ

インテリアグリーンとしても人気のアガベ、ベネズエラ。性質は非常に丈夫で、放任でも育つほどなので初心者にもおすすめです。

耐陰性もあるので、室内管理もしやすいのが魅力ですね。

一方、寒さにはあまり強くないようです。

耐寒温度は0℃ですが、その気温は生育に支障をきたすラインになります。
5℃の時点で、室内に取り込みましょう。

アガベ、奥が深すぎる・・・

ひとくちにアガベと言っても、品種によって大きな違いがあるアガベ。
その奥深さに驚きました。

次は吉祥冠か雷神をお迎えしたいな・・・。
わたしもアガベ沼にハマってしまいそうです。


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